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ちいさなおねえちゃん

ちいさなおねえちゃん

【投稿日】 :2015/09/22
【カテゴリ】:スカトロ(大) 便秘 下痢 おもらし 
【あらすじ】:一年経ちましたが特に進歩はありません




「だいじょーぶ?」
千佳ちゃんは、隣の席に座る千紗ちゃんに、
三度目の声をかけました。
千紗ちゃんはもう答える元気もなく、
制服のスカートをしわになるほどぎゅっと握って、
おなかが痛いのをがまんしています。

金曜日、午後三時の電車の中。
学校が終わって、明日から土日とお休みで、天気もよくて、
本当ならとても楽しい時間のはずでした。
でも、千佳ちゃんは千紗ちゃんのことが心配で、
それどころではありません。

千紗ちゃんは、赤ちゃんの頃からよく便秘する子でした。
夜中におなかが痛くなって、お医者さんに行ったことも何度かあります。
今朝も、千紗ちゃんの泣き声と、あやしながらおなかをマッサージするママの声が
トイレから聞こえてきたので、たぶんまた何日も出ていないのでしょう。

千佳ちゃんは、ママがよくするように、苦しむ千紗ちゃんの頭を
優しくなでてあげました。
一歳違いとはいえ、千佳ちゃんはお姉ちゃんなのです。
ママにも妹の面倒を見るように言われているし、だれにも言われなくても、
千紗ちゃんのことは気になって、辛いのをなくしてあげたいと思っていました。

次の駅が近づいてきて、電車が速度をゆるめます。
何度か降りたことのある駅で、トイレがどこにあるかも知っています。

「ちさちゃん、ウンチ出そう?」
「でなさそう……」
「したくなくても、トイレでしゃがんでみよっ。ちょっとでも出るかもしんないし」
「……うん」

ドアが開いたのを見て、千佳ちゃんは席から立ち上がり、
妹の小さくて汗ばんだ手を引いて電車から降りました。


※※※


個室に入ると、千紗ちゃんはのそのそとパンツを下ろし、
紺色のスカートをたくし上げて和式便器にしゃがみました。
お姉ちゃんに言われてトイレに来てみたものの、
ウンチしたい感じは全然ありません。

「うーんっ」

ぶおっ!

降りてきたものにちょっと期待して息んでみたけれど、
やっぱり乾いたおならしか出ませんでした。
おなかがパンパンに張って苦しいし、ずきずき痛むし、
それなのにその原因のウンチは少しも出なくて、千紗ちゃんは泣きそうでした。

「ん~~っ!!……はぁ、はぁっ」
やけになって全力で息んでみても、ただおしりが痛くなっただけ。
心も体も疲れてしまって、千紗ちゃんはうなだれました。
じわっと、視界がにじみました。

その時、とんとん、と小さなノックの音の後、お姉ちゃんの声がしました。
「ちさちゃん、でた?」
「でないよぉ……」
「それじゃ、カンチョウしよっか」
「えっ?」

パンツを上げて外に出ると、千佳ちゃんはランドセルの中をごそごそして、
何か探しているようでした。

「おねえちゃん、カンチョウ持ってるの?」
「ううん、でも、これでできるよ」

千佳ちゃんが取り出したのは、お習字セットの中のスポイトでした。

「これ、いいのかなぁ」
「おみずをおしりに入れるんだから、いっしょだよ」

今までにママに何度もされたカンチョウは、ピンク色の入れ物に
入っていたはずです。
それに、形もちょっと違う気がします。
ちゃんとウンチが出るのか、千紗ちゃんは不安でした。
でも、大好きなお姉ちゃんの言う事なので、スカートをばさっとめくって、
パンツを下げました。
肉付きの薄い、小さなおしりが丸出しになります。

千佳ちゃんは洗面台から、スポイトに水を取りました。
その間に千紗ちゃんは足を開いて体を倒し、おしりを千佳ちゃんに向けました。

「じゃあ、入れるよ……あれ?」
窄まりはきゅっと固く閉じ、スポイトの先っぽが中に入りません。
何度もおしりの穴の周りをつっつかれて、
千紗ちゃんはくすぐったくなってきました。

「おねえちゃん、まだ?」
「ちょっとまって……あ、はいった」

五度目くらいで、ようやくおしりの穴が管を飲み込みました。
すぐに抜けてしまいそうだったので、千佳ちゃんは急いでスポイトの膨らんだ部分を押しました。
冷たい水がおしりの中に流れ込んできて、千紗ちゃんは、びくっ、となりました。
スポイトが抜かれるとすぐに、おしりのあたりがきゅーっとして、
千紗ちゃんはウンチがしたいような気分になりました。

「ウンチ、でそう……」
「今出したら、おくすりだけでちゃうから、がまんしようね」

ママのいつも言うセリフをまねっこしながら、千佳ちゃんは髪越しに
千紗ちゃんの背中をなでてくれました。
ウンチの感じは強くなるばっかりです。立ったままでも漏れてしまいそうで、
千紗ちゃんはへっぴり腰のまま手をおしりの割れ目にあてて、
ぎゅっと押さえつけました。
でも、それも無駄でした。
手の下で、おしりの穴が勝手に膨らみ始めたのがわかりました。

ブビビッ!!

「うわっ」
湿ったおならと一緒に水が千紗ちゃんのおしりから飛び散り、
顔を近づけていた千佳ちゃんは驚いて飛びのきました。
続いて緩んだ窄まりから、千紗ちゃんの体温でぬるくなった水が
ちょろちょろと流れ出しました。
そのまま太ももを伝い、足にひっかかったパンツを濡らしてしまいましたが、
千紗ちゃんは気にしている余裕はありませんでした。

「うっ……ううんっ……」
太くて硬いものが、おしりの穴を中からこじ開けようとしています。
本当のカンチョウでなくても、冷たい水にびっくりした千紗ちゃんのおなかは、
溜まったウンチを出そうと動き始めたのです。
久しぶりに、体がぞくぞく震えるほど強く、千紗ちゃんはウンチがしたくて
たまらなくなりました。
すでに開きかけたおしりの穴から、黒ずんだ塊の頭が少し覗いています。

「あっ、ウンチ見えてる!もうちょっとだよ!」
千佳ちゃんに肩を借りて、ガ二股でよちよち歩いて個室に戻ります。
崩れ落ちるようにしゃがんで、ドアに鍵をかけるのも忘れて、
千紗ちゃんは必死に気張りました。

「うぅ~~ん!!!」
おしりの穴はもう、十円玉と同じくらい広がって、
それより太いウンチを通そうとがんばっています。
しかし、ウンチはなかなか進んでくれません。
本当のカンチョウなら滑りが良くなって楽に出せるのかもしれませんが、
水のカンチョウなので、後はふんばる力だけで押し出さないといけません。

「はーっ、はーっ」
息が続かなくなって、おなかの力を抜きます。
穴が閉じ、ウンチが引っ込むときに一部が欠けて、
指の先ほどの黒いかけらがぽとりと便器に落ちました。
まだ千紗ちゃんのおなかには、この何十倍、何百倍の量の
ウンチが眠っていることでしょう。
千紗ちゃんは大きく息を吸って、ほっぺに空気をためて、再びふんばり始めました。

※※※

ぐるる……

(あれ……?)
個室の半開きのドアの前で、漏れてくる妹のうなり声を心配しながら聞いていた
千佳ちゃんは、おなかが変にごろごろするのを感じました。
それはやがて、痛みに変わりました。おなかの中身がねじれるような、
鋭い痛みです。

(う……おなか、いたくなっちゃった……)
千紗ちゃんと違って、千佳ちゃんは毎朝ちゃんとすっきりできる子でした。
でもその代わり、ちょっと冷えたり、食べ物が悪かったりすると、
おなかを壊してしまうことがよくありました。
落ち着いてくれるように服の上からおなかをさすってみましたが、
効果はありません。

ぐきゅぅ……ごぽぽ……

(ウンチしたい……トイレぇ……!)

熱いお湯のようになったウンチが、千佳ちゃんのおなかの中を駆け抜けて、
おしりから噴き出そうとします。
こぼさないようにおしりの穴をぎゅうっと締めながら、
千佳ちゃんは急いでトイレに行こうとして……気づきました。
自分が今、駅に一つしかないトイレにいて、中に個室がひとつしかなくて、
そこでは今、妹がようやく出せそうなウンチと必死で戦っていることに。

ぷぶっ、ぶぴぴっ、ぷっ!

へっぴり腰の千佳ちゃんのおしりから、その名の通りおならが漏れだしました。
千紗ちゃんの便秘のおならの臭いに代わって、
千佳ちゃんの、卵の腐ったような下痢のおならの匂いがトイレにただよいました。

(でちゃうっ!でちゃうよぉっ……!)

爆発しそうなおしりを両手で押さえながら、千佳ちゃんは千紗ちゃんに声をかけようとしました。
はやく出てよ!わたしにトイレさせて!もうもれちゃいそうなの!はやく!!

「ぅ、」

でも、声は出ませんでした。
千佳ちゃんの中の、優しいお姉ちゃんの部分が、
のどをきゅうっと締めつけていました。
そして、結末はあっけなく訪れました。

びっ!ぶぶぶりぶりりっ!!ぶじゅっ!

「あ、あ」
震えて必死に閉じようとするおしりの穴の隙間から、熱いどろどろがおならと一緒に外へ出ていきます。
おしりとパンツの間に沼ができて、その重みでパンツが
ずり下がりそうになりました。

「!」
千佳ちゃんは、反射的にスカートの上からおしりを押さえました。
パンツの中で生温かい下痢ウンチがぐちゅっと潰れて、そのあまりの気持ち悪さに、
全身がぞわっとしました。

「はぁ……はぁ……いたいよぅ……」

たくさんおもらししたのに、おなかの痛みはまだ治まりません。
身動きすると、パンツの隙間からあふれたウンチが、べちゃっ、べちゃっと床に落ちました。
みじめで、苦しくて、悲しくて、でも千佳ちゃんには助けてくれる優しいお姉ちゃんはいなくて、
胸の奥から、悪い子の気持ちがむくむくと湧き上がってきました。

ちさちゃんがいなければ、ちゃんとトイレに間に合ったのに。
おもらしなんて、しなくてすんだはずなのに。
わたし、何にもわるいことしてないのに。
ちさちゃんなんて、どっか行っちゃえばいいんだ。

「ひっく、ひぐっ」
おなかをさすって痛いのが治まるように祈りながら、
千佳ちゃんは苦い涙をぽろぽろとこぼしました。


※※※

「う~~んっ!!」
手をぎゅっと握って、ぷるぷる震えるほど息んで、
ようやく、しわがなくなるほど広がったおしりの穴から
ウンチの塊がぼとりと落ちました。
これで、便器の底に転がっている真っ黒な石ころは、全部で五つになりました。

「はぁーっ……はぁーっ」
千紗ちゃんはぼーっとした目で、しばらく荒い息をついていました。
真っ赤になったほっぺたに、汗で髪が張り付いています。
長い間ウンチをがんばりすぎて、千紗ちゃんの元気は、
もうほとんど残っていませんでした。
でも、今のウンチしたい感じを逃したら、次はいつ出てくれるかわかりません。
深呼吸して、足を踏みかえ、再び息み始めます。

「ううう~~んっ!!」
メリッ……ムリムリッ……

今度のウンチは、石ころではありませんでした。
焦げ茶色のずっしりした棒が、ゆっくりと千紗ちゃんのおしりから伸びていきます。
便器の中いっぱいに縦長の大きな「の」の字のお習字をして、途切れたしっぽが水を叩きました。

「はあっ」
まとまった量が出て、おなかがだいぶ軽くなりました。
痛みも、いつのまにか消えています。
千紗ちゃんは汚れたおしり丸出しのまま、しばらく目を閉じて、はぁはぁする息を
落ち着かせていました。
その時突然、個室の外から大きな泣き声が聞こえてきました。
お姉ちゃんの声でした。
千紗ちゃんはびっくりして、あわてておしりをふいて、水洗のペダルを踏みました。
千紗ちゃんの大きくて重いウンチはなかなか前に動かず、
三回流してようやく水底に消えていきました。


個室を出たときに待っていたのは、床にしゃがんで、顔を真っ赤にして泣きじゃくるお姉ちゃんでした。
あたりに、下痢ウンチのすっぱい臭いがただよっています。
おしりを見なくても、お姉ちゃんがおもらししたことはすぐわかりました。
そしてたぶん、自分がトイレを使っていたせいで、ということも。
お姉ちゃんがかわいそうで、胸がきゅうっと苦しくなりました。

「おねえちゃん、だいじょーぶ?」
千紗ちゃんは、ママがよくそうするように、お姉ちゃんの頭をなでてあげようと手を伸ばしました。

でも、今の千佳ちゃんはお姉ちゃんではなく、
まだ二年生になったばかりの、ただの小さな女の子でした。
千佳ちゃんは千紗ちゃんの手をはらいのけ、もっと大きな声で泣きはじめました。
大好きなお姉ちゃんに嫌われたと思った千紗ちゃんも、鼻がつーんとなって、
涙がぽろぽろこぼれ、お姉ちゃんに負けじと泣き出しました。

通りがかった女の駅員さんがびっくりしてトイレに入ってくるまで、
小さな姉妹の合奏は続きました。



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あとがき

習字セットって今の子も使ってるんだろうか







2015年09月22日 | Comments(2) | スカトロノベル
コメント
お疲れ様です。
前回の記事から大分時間が経っていたので不安になっていましたが、変わらず素晴らしい作品をお書きになられていたので安心しました。
 URL 2015年09月24日 19:08:38 編集
Re: タイトルなし
コメントありがとうございます!
前回の話から一年経ってて我ながらびっくりしました!
にもかかわらず読んで下さる方がいるのは本当にありがたいことです。
牡蠣男 URL 2015年09月27日 20:17:59 編集

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